タラバガニはカニじゃないって本当?衝撃の事実とは!!

網走市・タラバガニ

こんにちは、フードライターの松田美咲です。
読者の皆様は冬の味覚として楽しみにしている食べ物の一つに、「タラバガニ」はありますか?
海老やカニ、イカなど、冬は新鮮で美味しい海の幸が溢れていますが、中でもタラバガニはその豪快な見た目と肉厚でジューシーな身が魅力となっています。
しかし、こんな豊かな味わいを提供してくれるタラバガニに関して、驚くべき事実があるのをご存知でしょうか?
なんと、タラバガニは厳密にはカニではないんです!

タラバガニは、水温が低い海である北海道やロシア、ノルウェーなどでよく見かける生物で、日本の食卓でも馴染み深い食材です。
その巨大なボディと力強い風味から「カニの王様」とも称されています。
しかし、生物学的に見るとタラバガニは「ヤドカリ」の一種であり、「十脚目 異尾下目 ヤドカリ上科 タラバガニ科 タラバガニ属」に分類されています。

ですが、この事実がタラバガニの美味しさを半減させるわけではありません。
むしろ、タラバガニがヤドカリの一部であることを知ることで、その生態や特性について深く理解するきっかけとなるかもしれません。

食はただ単に口に運ぶもの以上の価値があります。
その食材の生態や歴史、文化的な背景を理解することで、その食材が持つ「物語」に触れることができ、その結果、食の楽しみもまた深まります。
食材ひとつとっても、そこには無数の発見があることを、今回のタラバガニの例から感じていただければと思います。

それでは、次回も美味しい情報をお届けするため、フードライター松田美咲でした。